- S.Rollins:Tenor Madness
- G.Karr:Songs Without Words[Mendelssohn]
- D.Brand:African Piano
- J.Taylor:Greatest Hits
- D.Warwick:Raindrops keep falling on my head
- James Cotton:High Energy
- A.Lincoln&H.Jones:When There Is Love
- T.Monk:Alone in San Francisco
- J.Henderson:The Kicker
<今でも鮮明に記憶に残っている演奏-page 3>
最後の一つは、キース・ジャレットのコンサート。
今年の5月に初めて、生のキース・ジャレットを聞いた。
僕は彼の演奏が大好きで、カセットテープやレコード・CDなどは、決して大袈裟ではなく、どれもブッ壊れるほど聴いている。(コレクターではないので、全作品を網羅するような聴き方ではないが。)なので、券を買った3ヶ月前から物凄い期待と、変な話、なぜか不安でワクワクドキドキだった。いい歳して、久々にこんな気分になってしまった。(ただ聴きに行くだけのことなんだが・・・、バカ丸出し。)
当のコンサートは、始めの2曲、ほとんど生音のようなピアノのボリュームに対してベースとドラムがゴツゴツした感じで、正直聴きづらく、“不安的中か”などと浅慮にも思ってしまった。が、しかし、3曲目ぐらいからボリュームのピントがピタッと合い出すと、失礼しました、本当に美しいとしか言えない音楽が溢れ出しはじめた。
その中身に関しては、捕まえようとすればするほど、ヒラヒラ逃げて行く蝶々のようで、なかなか自分の受けた印象を的確に表現する言葉が見当たらない。(喉元まではいろいろ込み上げてくるのに!)一つ無理強いして記せば、アンコール前、最後の曲“Ballad of the sad young men”で、音が天井から降ってくるのを味わった。
兎にも角にも、その繊細の極みのような音楽に対しては、あまりに大雑把な言い回しかもしれないが、“美しい”音楽の“生演奏”を思いっきり楽しみ、心底感動した一夜だった。
僭越ながら、ここまで4つほど、大巨匠の音楽に対して感想など記してしまったが、改めて、その音楽が持っている“熱と力”や“美しさ・優しさ”に感動し、尊敬と畏怖の気持ちで胸いっぱいになっている。
コメント。
キース・ジャレット。
弟が大好きで、彼の部屋に行くと レコードがいっぱいあったのを思い出します。
・・・・・・・
NaoShineさんがここまで感動された演奏を私も聴いてみたかったです。
キースジャレットの“Ballad of the sad young men”
探してみようっと。