InTheHymn_TV

毎月第4日曜日22:00〜 ライブ配信します。



2007年10月03日

071003 “今でも鮮明に記憶に残っている演奏-page 3”

  • S.Rollins:Tenor Madness 
  • G.Karr:Songs Without Words[Mendelssohn] 
  • D.Brand:African Piano 
  • J.Taylor:Greatest Hits 
  • D.Warwick:Raindrops keep falling on my head 
  • James Cotton:High Energy 
  • A.Lincoln&H.Jones:When There Is Love 
  • T.Monk:Alone in San Francisco 
  • J.Henderson:The Kicker 

<今でも鮮明に記憶に残っている演奏-page 3>

 最後の一つは、キース・ジャレットのコンサート。

 今年の5月に初めて、生のキース・ジャレットを聞いた。
 僕は彼の演奏が大好きで、カセットテープやレコード・CDなどは、決して大袈裟ではなく、どれもブッ壊れるほど聴いている。(コレクターではないので、全作品を網羅するような聴き方ではないが。)なので、券を買った3ヶ月前から物凄い期待と、変な話、なぜか不安でワクワクドキドキだった。いい歳して、久々にこんな気分になってしまった。(ただ聴きに行くだけのことなんだが・・・、バカ丸出し。)
 当のコンサートは、始めの2曲、ほとんど生音のようなピアノのボリュームに対してベースとドラムがゴツゴツした感じで、正直聴きづらく、“不安的中か”などと浅慮にも思ってしまった。が、しかし、3曲目ぐらいからボリュームのピントがピタッと合い出すと、失礼しました、本当に美しいとしか言えない音楽が溢れ出しはじめた。
 その中身に関しては、捕まえようとすればするほど、ヒラヒラ逃げて行く蝶々のようで、なかなか自分の受けた印象を的確に表現する言葉が見当たらない。(喉元まではいろいろ込み上げてくるのに!)一つ無理強いして記せば、アンコール前、最後の曲“Ballad of the sad young men”で、音が天井から降ってくるのを味わった。
 兎にも角にも、その繊細の極みのような音楽に対しては、あまりに大雑把な言い回しかもしれないが、“美しい”音楽の“生演奏”を思いっきり楽しみ、心底感動した一夜だった。

 僭越ながら、ここまで4つほど、大巨匠の音楽に対して感想など記してしまったが、改めて、その音楽が持っている“熱と力”や“美しさ・優しさ”に感動し、尊敬と畏怖の気持ちで胸いっぱいになっている。

posted by NaoShine at 01:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 鶏肋ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今更ですが。
コメント。

キース・ジャレット。
弟が大好きで、彼の部屋に行くと レコードがいっぱいあったのを思い出します。

・・・・・・・

NaoShineさんがここまで感動された演奏を私も聴いてみたかったです。

キースジャレットの“Ballad of the sad young men”
探してみようっと。
Posted by norip at 2009年09月07日 22:24
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