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2011年03月21日

110321 歌うこと・祈ること


Naoki Kosaka: A Little Prayer(sketch)
http://www.youtube.com/watch?v=_bzu8w9o6us

大地震発生から一週間以上経ち、言葉を失うような出来事が未だに続いている。
津波の力の恐ろしさを伝える映像、被災された方々の悲痛な声、ギリギリの状態が続く原発の事故。
身近なところでも様々な影響が出ている。
完全に麻痺した状態の電車のダイヤ、明かりの落ちた街並み、ガソリンも売切状態が続いてるし・・・。
予定していたライブやコンサートも、いくつかキャンセルせざるをえなくなってしまった。
目先のことだけでなく、長い目で見ても不安が募る。

この大騒動のさなか、自分にとって"音楽"って何なんだろう、と改めて考えさせられる機会が何度もあった。
困難な状況下、無理してでもライブを敢行するミュージシャン。
"音楽の力"を信じて、被災された方々のために演奏する者。
また、それらの行為に対して巻き起こる賛否両論。
「こういう時だからこそ、音楽の持つ力で元気を」という肯定的意見もあれば、「こんな時に音楽など言語道断」という否定論も。
音楽家たちの行動やそれに対する世間の反応に触れるたびに、自分と音楽について、思いを巡らしている。

頭の中で言葉面だけを追っていると、賛否どちらの意見もある程度理解してしまう、愚かな自分の脳みそ。
日常の生活の混乱に加えて、自分で自分の大事なものの意味がわからなくなるような、不安定な気分に襲われてしまう。
ある意味、この問いは今回降って湧いたものではない、以前から触れないで済ませていた部分なのだろう。

そんな中、どうしても曲が書きたいという"衝動"が起こった。
誰かを元気づけるため?
正直、そんなんじゃない。
自分の音楽にそういう力が宿ったなら、どんなにすばらしいか、と日々願ってはいるが、現時点で自信は全く無い。
自分の中のモヤモヤを振り払いたい、そんなエゴかも。
例えとしてふさわしいかわからないが、夜中に必死で書くラブレターのようなものか。
作為や意図などないし、ましてや成功する確信など毛頭ない。

とにかく、"衝動"なのだから、自分でも明確な理由などわからない。
それでも、やらずにはいられないんだ。
"歌うこと"や"祈ること"も、根本では同じなのかもしれない。
あくまで、自分を衝き動かすエネルギーによる"一方的な表現行為"なんだろう。

この曲は、今回の大地震を東京で体験し、その日は朝まで帰れず、その後毎日伝わるテレビなどの情報にうろたえ、実生活でも様々な不便が生じ、いつになったら復調するのだろうかと一人塞ぎ込む、37才バカ野郎による表現行為です。
命に関わる甚大な被害を受け、未だに苦しんでいる東北の人たちから見れば、現在の自分の状況など、ガタガタ不平を言えるようなものではないことは重々承知してます。
ただただ平安を祈りながら、演奏しました。
よかったら、聴いてください。

posted by NaoShine at 06:59| 鶏肋ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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