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2011年10月08日

111008 All things are in a state of flux.

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昨年の夏、新しい音楽室と新しいピアノに移ってから、丸1年と2ヶ月あまりが経った。

そして、これを機に新しい習慣が身に付いた。

それは、温度・湿度計とのニラメッコだ。

以前の楽器・環境では、温度や湿度なんて全く無頓着に済ませていた。

だが、この新環境のスタートで、自分の中の楽器に対する意識が高まった。

楽器を調整していただいている名取さんのおかげでもあろう。

楽器のコンディションを維持するために、除湿機など使って、部屋を適温・適湿に保つ。

そのために年中、部屋の隅に置いた温度・湿度計をチェックしている。

最近では、楽器を置いていない居住空間の湿度にまで敏感になりだしている。

ピアノって、ベースやサックスなんかと違って、他人の楽器での本番がほとんどだから、いままで気に掛けようがなかったとも言えるかな。

で、気づいたこと。

湿度って、けっこう動くんだな、と。

季節による変化はもちろんなんだけど、朝晩の差とか、雨が近くなってきた時とかも・・・。

洗濯物の部屋干しとか、キッチンで炒め物なんかすると、勢いよく上がったり。

音楽室の場合も、空調を切ったまま30分も楽器をいじれば、すぐ5〜10%くらい上がってる。

逆に、無造作に除湿機を掛け続けると、一気に乾燥デットゾーンに迫ってしまったり。

また、無人の部屋で目に見える動きは特に無いからと言って、湿度はジッとしていない。

さして温度の変化を感じなくても。

温度に対する感覚は、暑いとか寒いとか、いままで自分を疑うことはまずなかった。

しかし、湿度に対しては、自分の感覚と実際の湿度とのつながりに、確かな自信はない。

自分の皮膚感覚では無変化でも、計器を使って数値化してみると、かなりの変化が表されたりする時がある。

目には見えないけど、動いてるもの。

自分をとりまくもので、何一つ止まっているものなんて存在しないのかな。

万物流転。

(ヘラクレイトスの言葉の意味とは、全然違うかもしんないけど。)

これをほぼ一定に保とうというのだから、いろいろ手間は掛かる。

さらには、切り刻まれてもう"死んでる"と思っていた、ピアノを形作る木材も、比喩的表現かもしれないが、実は"生きている"ように感じられる。

新しい習慣も、たかがまだ1年。

もっともっと観察データを積むことによって「年輪」が増していけば、この「暴れ馬」の動静が掴めるんだろう。

とりあえず、理科のお勉強でもやり直すかな。

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posted by NaoShine at 06:39| 鶏肋ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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