InTheHymn_TV

毎月第4日曜日22:00〜 ライブ配信します。



2009年10月07日

091007 同じ匂い

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先の日曜日、キリスト品川教会での演奏の際、「たえなるみちしるべの」という讃美歌を取り上げた。
この讃美歌は冒頭部分がアンバランスな譜割りなのだが、歌うと自然な流れに感じる、ちょっと不思議なメロディ。
子供の頃から、妙に気になる讃美歌の一つ。

※10/4(日)キリスト品川教会での演奏の音源はこちら。
http://inthehymn.seesaa.net/article/129625610.html

そして今回、礼拝での演奏に取り上げるべくいろいろ準備していると、この讃美歌の1番の歌詞の中に、ある曲と同じような「匂い」がするのに気づいた。
その曲は、偶然にもちょっと前、ブログで書いた"Ballad Of The Sad Young Men" の歌詞。

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"讃美歌: たえなるみちしるべの" (1番の歌詞)

たえなるみちしるべの ひかりよ
家路もさだかならぬ やみ夜に
さびしくさすらう身を みちびきゆかせたまえ

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"Ballad Of The Sad Young Men" (和訳)

悲しき若者たちの歌をうたおう
ライ麦のウィスキーで一杯になったグラス
聞く知らせはいつも悪いことばかり
夢なんかにはサヨナラの口づけを・・・

悲しい若者たちはみな
酒場に居座り
ネオンの明かりに照らされながら
星空を懐かしむ

(中略)

残酷な月に見下ろされて
悲しい若者たちはみな
愛し合っているふりをする

出来損ないのお月さん
悲しい若者たちを照らしてやって
そのやさしい光で
今夜の家路をちゃんと導いてやって
すべての悲しき若者たちを・・・

※和訳前文はこちらのサイトに。
http://homepage2.nifty.com/jazzsong/Song158.html

==

確かに、前者の"ひかり" と後者の"月" に関して、「たえなる」という肯定的形容表現と「残酷・出来損ない」という否定的形容表現など、違いがある。
しかし僕には、後者の否定的は、前者のような肯定的に対して拗ねているような"裏返し" であって、両者とも本質的には同じものを見据えているように思える。
もちろん、讃美歌はキリスト教信仰に根ざした歌であること、スタンダードは色恋や社会風刺・風俗などを題材とした歌がほとんどであることは踏まえつつ。
その上で、宗教的か世俗的かアプローチは違えども、どちらの曲にも"迷える子羊" への優しい眼差しを感じるのは、僕だけだろうか?
(ちょっと飛躍しすぎ?)

二度も同じ曲の歌詞を話題にしてしまいました。
(よほど気に入ってるのかな?)

今晩はあいにくの雨。
月も見えない。
台風も近付いているようだ。
しかも、かなり強力なヤツが・・・。

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piano album "IN THE HYMN, vol. 1&2" 発売中。
http://inthehymn.seesaa.net/
http://inthehymn.seesaa.net/article/107606488.html

その他のサンプル音源はこちらに。
http://www.youtube.com/inthehymn

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K.Jarrett: The Melody At Night, With You
The Immortal Hank Willams
Boz Scaggs: Speak Low

posted by NaoShine at 01:25| 鶏肋ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

091003 反社会的人間および不道徳な輩に告ぐ?!

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今から3〜4年前、まだ一般下々に対して、差し迫った注意喚起の報道などなされていなかった?その頃に、いわゆる"インフルエンザ"にかかった。
僕はどちらかと言うと、「○○は風邪をひかない」を地で行くような、健康だけが取り柄なタイプなのだが、その日は朝起きてすぐ「あッ、ダメだ・・・」と思った途端、猛烈な悪寒・発熱が襲ってきて、再び布団を被るしかなかった。
なんとか昼過ぎに目が覚めたが、症状はますます悪化していたので、仕方なく近所の病院へ。

診察室での簡易検査(確か、鼻に綿棒突っ込まれた)で陽性が判明すると、突然?お医者の表情が険しくなり、急かすように、追い払うようにして別室に隔離された。
こっちはズブのド素人、「たかがインフルエンザだろ」程度にしか考えていないので、ただキョトンしながら隔離部屋でお医者を待つ。

途中、しっかりマスク姿の看護婦が様子を覗きに来たので、「鼻をかんだチリ紙は、ここに捨てていいですよね?」とゴミ箱に投げ込もうとすると、「ワワワワッ、そこはダメです!」と強い調子で制止。
まるで腫れ物にでも触るように、手術用手袋にトングを使って、何か別のゴミ袋につまみ捨てる。
(確かに、"腫れ物"なのかもしれないが・・・。)

この時点で、僕とお医者・看護婦の間には、明らかに"温度差"があった。
こっちはこっちで、段々と「何か文句があるのか、この野郎」的目つきに。
やはり体力的にヘバっているせいか、何となく癇に障り出す。

しばらくするとお医者が入ってきて、これから出す薬(タミフル)は最後まで飲み切ること、熱が下がっても一週間は外に出るな、と告げる。
薬のことはともかく、2〜3日して熱が下がれば、もう外出してOKでしょ、と言い返すと、お医者は語気を強め、こう吐かした。

「そんな反社会的・不道徳なことは、断じて許されません!」

反社会的?不道徳?
このヤブ医者?め、たかだかインフルエンザで説教垂れようってのか?
何だ、俺は誰かの不道徳でインフルエンザにかかったのか?
この程度で大袈裟ブッコキやがって。
第一、引っ越してきてから、この病院なんか1〜2回しかかかったことがないのに、俺の素行など何を知ってるんだ?
こう見えても俺は、小学校の道徳の成績、ずっと"5"だったんだぞ!
こっちだって、オメオメ一週間も寝込んでいられねぇーんだ!!
・・・などなど、熱で朦朧としながらも、何か釈然とせぬまま、しかし、家に着いたらバタンQと泥の中へ・・・。
結局、2〜3日ほどで熱も下がり復調したので、"反社会的人間"への禁固刑は勝手に無効とさせていただきました。

あれから3〜4年後の今、"反社会的" "不道徳" という言葉には未だ疑問が残るが、ニュースなどを見ていると、あの時のお医者の剣幕は、ある意味正解だったようだ。
しかし、もうちょっと別な言い方はなかったのかい?
素人相手にいきなりあれじゃ、相当感じ悪いよ・・・。

ま、医学的知識など皆無な一般庶民としては、"反社会的"であろうがなかろうが、悪い嵐が過ぎるのを黙って待つしかないような気もする。
現時点、自分の周囲では、幸いにも"新型"の話はまだ聞かれない。
だからかな、余計に正体不明な気味の悪さも感じてしまう・・・。
こんなこと、ウダウダ言ってもしょうがないか。
とりあえず、うがい・手洗いなど励行してます。

えッ、反社会的・不道徳、当たってるって?!

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ここ1〜2週間、秋風が吹きはじめてから、なぜかマイブームになっているハンク・ウィリアムス。
CD7枚組・全170曲の大全集をヘビロテしまくってます。
のどかな気分。
ただ、似た曲が多くて、メロディとタイトルがイマイチ結び付かん・・・。

この動画は、超有名代表曲"JAMBALAYA"
(なぜ、映像がベティちゃんなんだろう???)



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楽天イーグルス、いいぞいいぞ!!
2位キープ、下手すりゃ優勝も?
昔からのノムファンとして、すごく応援してます〜。

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piano album "IN THE HYMN, vol. 1&2" 発売中。
http://inthehymn.seesaa.net/
http://inthehymn.seesaa.net/article/107606488.html

その他のサンプル音源はこちらに。
http://www.youtube.com/inthehymn

※10/4(日)キリスト品川教会の礼拝で、演奏させていただきます。

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Hank Williams
Boz Scaggs: Speak Low
J.Mance: That's Where It Is !
Ornette Coleman
K.Jarrett: Facing You
C.Hawkins: Hawk Eyes
K.Jarrett: Tribute [disc 1]
H.Mann: At The Village Gate
T.Monk: At The Blackhawk
S.Getz&C.Byrd: Jazz Samba
C.Lloyd: Forest Flower
Ruth Brown with T.Jones/M.Lewis Orchestra
S.Rollins:There Will Never Be Another You
C.Hawkins: In A Mellow Tone

posted by NaoShine at 02:53| 鶏肋ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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