InTheHymn_TV

毎月第4日曜日22:00〜 ライブ配信します。



2008年09月30日

080930 耳を洗う。


このところ、まとまった曲数の編曲をこなさなければならず、ピアノにへばりついている時間が長い。
アイディアがうまくまとまっていけば楽しいが、"なんとも手詰まり"とか"頭っからやり直し" みたいな状況が続くと、かなり気が滅入る。
さらにこの状況が悪化すると、「闇雲に書き込んでは、何度も消して」状態に陥り、消しカスの山を築くだけになってしまう。
(サルの×××よりひどいか?)
こうなったら、しばらくその曲から離れるしかない。

そこで、気分転換には寝るのが一番と、横になってみるが、頭のなかで曲のことが駆け巡ってしまい、全く寝付けないことしばし。
(別に、キザでも大げさでもなく。)
仕方なくTVをつけても、何だかうるさく感じるし、本を読むような集中力は萎えてるし・・・。
閉塞感、不快感。

なす術なく、ひとり眉間に皺を寄せてイライラしまくってると、季節柄か、ふと耳に聞こえる虫の音。
閉め切った窓越しでも、薄っすら耳に届く。
その静かな響きに、"心" とまで言うと少々胡散臭いが、"耳" を洗われた心地。

虫の音、鳥の声・・・変な意図とか、ましては邪心などゼロだから美しいのだろうか?
いや、そもそも虫にしても鳥にしても、邪したり邪さなかったりするような"心" 自体を持ってないか?
まぁ僕は、年中"無垢な音楽" しか楽しまないような清らかな人間ではないので、泥臭い"歌" も好きなんだけど・・・・。

ウダウダと屁理屈をこねながら窓を開ければ、より一層、美しい音のさざなみ。
(ウチはそんなにド田舎ではないので、程度は知れてるが、それでも。)

一応"芸術の秋" っぽく。

(※動画の"虫の音" は、自分で録音したものです。)

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http://jp.youtube.com/watch?v=c7M1Se-p7uk
秋の夜長に、ニール・ヤング。

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"IN THE HYMN" 初回プレスをご購入の皆様へ[再掲]

初回プレスでの一部タイトル誤表記を訂正した、バックインレイ(ケース内の裏表紙) を無料で配布しています。
詳しくはこちらのサイトで。
http://inthehymn.seesaa.net/article/106681404.html

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W.Marsalis: Think Of One
Boz Scaggs: But Beautiful
J.Henderson: TETRAGON
T.Monk: The Unique
N.Young: Harvest
K.Jarrett: Standards Live
C.Ogerman & M.Brecker: CITYSCAPE
A.Blakey: A Night At Birdland, vol.1
The Pointer Sisters
G.Benson: Weekend in L.A.
S.Rollins: The Bridge
M.Davis: Miles Smiles
J.Taylor: Greatest Hits
K.Jarrett: At The Deer Head Inn
The Amazing Bud Powell, vol.1
R.Charles: Strong Love Affair
posted by NaoShine at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 鶏肋ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月17日

080917 高貴ではないが、なんとなく感傷的なワルツ (お知らせ付き)

inthehymn_zoom.gif

"IN THE HYMN" 追加プレスが出来上がり、キリスト品川教会で販売再開しています。
http://www.gloria-chapel.com/cd/index.htm

このアルバムの詳細情報や視聴サンプルはこちら。
http://inthehymn.seesaa.net/

<初回プレスをご購入の皆様へ>
初回プレスでの一部タイトル誤表記を訂正した、バックインレイ(ケース内の裏表紙) を無料で配布しています。
詳しくはこちらのサイトで。
http://www.gloria-chapel.com/cd/index.htm#JP1

cd_back.JPG

せっかく買っていただいた皆さんに、なんとか正しいタイトル表記のものを手にしていただきたく、ご用意しました。
ケース内蓋を外せば、簡単に交換できます。
お手数でしょうが、費用一切ナシですので、ぜひご利用ください。
よろしくお願いします。

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うれしい時の真っ最中、それがやがて終わるであろうことがふと横切ったりして、なんだか切ないすきま風。

辛い時の真っ最中、くやしまぎれ一発逆転の妄想がふと湧いてきて、思わず場違いなニヤケ顔。

有名な諺に「雨降って地固まる」とある。
果たして、この"雨" のあと、僕の"地" はどういうふうに固まるのだろうか・・・。

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先日、高校時代の友人からeメールが届く。
ネットサーフィンをしていて、僕のサイトに行き当たったようだ。
どうしてか、このところ疎遠になっていた。
久々のやりとりが、妙にうれしいな。

お互いに女子とは無縁、まるで華のない高校時代、彼は理系で、僕は文系というか音楽系。
(ちなみに現在の彼は既婚、しかも子持ち。)
彼には、現代思想とか数学とか変な文学とか、いろいろ教わったなぁ。
ソシュール、ヴィトゲンシュタイン、ゲーデル、バルト、ラカン、クリステヴァ、丸山圭三郎・・・。
内容はかなり難しく、チンプンカンプンだったが、名前はまだ忘れてない。

これらド偉い先生方の思想・哲学なぞを肴に、二人でよく青臭い議論をした。
何年後かの自分は、"そんなもん、クソの役にも立たん" と言われてしまうような環境に叩き落とされていることも知らず。
まぁ所詮、キング・クリムゾンなど聴きながら、酒とタバコとエロビデオの合間の浅知恵、役に立つわけないか?

彼からのメールに、「もうあの頃には戻れないけど(笑)」という一節。
僕の精神構造は、まだ"あの頃" から何も進歩していないかもしれない。
いや、この"感傷的な気分" こそ、多少なりとも進歩の証しか。

僕には今でも、理系の研究などをしてる人に出くわすと、年齢の上下に関係なく、根掘り葉掘りとくだらん質問攻めをする悪癖がある。
(決して"からみ酒" ではありません。あくまで"好意的質問攻め" です。)
挙句、煙たがられてしまったり。
どうも、難しい話をゆっくり解説してもらったりするのが好きなようだ。
先の経験が習性となっているのかな?

自分のプロフに書いている"好きな作家=ブコウスキー" を知ったのも、彼に薦められた一冊がキッカケ。

"町でいちばんの美女"
bukowski.jpg

女性はどう思うかわからんが、ドテッ腹にズシッと効く短編集。

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K.Jarrett: DARK INTERVALS
K.Jarrett: STANDARDS, vol.1
L.Rawls: When you hear Lou, you've heard it all
Dollar Brand: African Piano
K.Jarrett: STANDARDS, vol.2
K.Jarrett: Tribute (disc 2)
sade: LOVE DELUXE
Ken MURAMATSU
K.Jarrett: Bye Bye Blackbird
C.McRae: After Glow
D.Zeitlin & C.Haden: Time Remembers One Time Once
posted by NaoShine at 04:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 鶏肋ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

080903 CHANGE (某国大統領選とは一切関係ありません。)

kuromame.jpg

好みは、時ととも変化する。

最近、特に著しい変化を感じるのが、"食べ物" の好み。
子どもの頃は目もくれなかった"煮豆" なぞを、心底おいしいと思うようになってしまいました。
(大豆の五目煮とか黒豆の煮物とか・・・。)

幼少より御多分に洩れず、肉 on my mind な男子だったワタクシメも、今は「肉より魚」「肉だとしても、牛より豚・鶏」などとノタマワってます。
味付けも、トマトソース風味やマヨネーズ風味などより、さっぱり塩only とか和風がいいな。
コーヒーもブラックしか飲まなくなったし、たまに飲む生ビールも旨い。
ししとう、みょうが、味噌と棒ショウガなどもいいですねぇ。

"食べ物" のほか、"音楽" の好みにも変化が。

例えば、学生の頃に"背伸び" して買った、カーメン・マクレエのバラード集など。
正直のところ、ろくに良さもわからず、1〜2度聴き流した後、CDラックの"肥やし" に。
それから10年以上経って、久々に聴いてみる。


http://www.youtube.com/watch?v=ghJDZyar5oo

いい・・・。

何度繰り返し聴いても、ホントいい。
以前は、この"味" がわからなかったんだろうなぁ。

逆に、学生の頃に夢中で聴いた某フュージョンバンド。
何か"味付け" の濃さのようなもの感じてしまい、ちょっと聴いて「ゴチソウサマデシタ」。
(でも、嫌いになったわけではありません。お腹イッパイなだけ???)

このように、自分の意図・意思に関係なく、いつの間にやら変化していた自分の感覚。
よく言えば"成長" 、悪くいえば"○○○" 。

さらに10年後、わが"CHANGE" のゆくえは?

(※黒豆の写真はネットより。ウチのは日記記述前にすべて、わが胃袋へ沈みました。)

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僕は疫病神なのだろうか。

某日の日記で、"にわか" ながらファンであることを公言?した、東北楽天ゴールデンイーグルス。

うぇ〜、どうしたのぉ・・・?
公言したのがマズかったかぁ?

やはり、「秘すれば花」ということかな。
(原意と違うことぐらい、わかってますよ!)

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現在、もうすぐはじめるソロピアノ録音の準備中。
なかなか捗りましぇ〜ん。

気分転換に日記なぞ書いてしまいました。

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K.Jarrett: The Melody At Night, With You
S.Rollins: A Night At The Village Vanguard, vol.1
K.Jarrett: The KOLN Concert
F.Hubbrad & S.Turrentine: In Concert, vol.1
Red Garland's Piano
B.Evans: Waltz for Debby
D.Warwick: Raindrops keep falling on my head
posted by NaoShine at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 鶏肋ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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